初秋という言葉がすきです
夏の酷暑から解放されて 浅い秋という感じ
どことなく穏やかな音色が感じられます
まわりの空気や風は秋のさわやかさ
夜の虫の鳴き声も
この季節の素敵な耳からの贈り物です
風にゆれる秋明菊をみると
夏の終わりを実感する
季節の風は自然のうちに花をかえ
その色をもかえる
彼岸花という名のとおり
お彼岸の頃になると
あぜ道や土手に鮮やかな緋色の花が咲き
楽しませてくれます
日中はまだ30度をこえる残暑がつづいています
空・山・海の色はすこしづつ
秋らしくなってきた感じです
夕陽をうけて咲く彼岸花は
人の世の悲しみを赤く華麗な花にそめて
ひっそりと咲いています
じぃ〜んと胸がいたみます
毎年この時期になると 同窓会のお知らせ
なによりもうれしい 一通のハガキ
薄れかけた思い出話を
幾度くりかえしても その都度はずみます
笑う顔や明るい声は当時のまま
今年もまた送られてきました
なつかしい友の声がきこえる
コスモスの花がはにかみながら
風にそよぎます
しなやかに しなやかに そして美しく
秋の短い時もわすれて
人を恋して咲いています
私 きれいですか・・・?
ちよっぴり おセンチになってしまう季節です
秋もえる10月は一年中で一番オシャレな季節
すみきった秋の空 いつもよりドレスアップして
お出かけしたい気持ちです
花たちも 山の木々たちも
私を楽しませてくれます
金木犀があまくやさしい秋の調べを奏でる
その音色はオレンジ色
ゆるやかに香りつつ
やがて風にゆられて地面にオレンジ色の
じゅうたんが広がる
秋風にゆれて夕陽に染まるすすきを見ました
秋に恋したいですね そうすれば
さらに素敵な秋を見せてくれるでしょう
11月はひとつの季節のフィナーレにむけて
深まり行く秋を演出してくれます
落ち葉が踊る 風に揺られクルクルと
まるでワルツでも踊るかのように
雲ひとつない空が広がります
遠くに見える山はそろそろ冬仕度です
最後のコスモスが風に揺れてます
やわらかいひと時が流れます
母と散歩した公園
いつしか ゆっくりゆっくり歩くようになった母でした
その公園には今もベンチ ブランコ そして白い雲
あの日の空が広がる
そんな秋の日です
秋は静かに静かにすぎてゆく
取り残された柿の実は
鳥たちへのプレゼント
石蕗の花が咲きほこっています
山茶花の白い色もチラホラ
冬の寒さの少しばかりのお休み
秋の庭は静かに
冬の訪れを待っているようです
夕陽のきれいな季節です
散歩帰りのいつもの夕暮れ いつもの場所
たなびく飛行機雲は
はるかなる遠くの空を目指して 流れます
冬至 美しい日本の伝統
冬至の日は柚子湯に入り 風邪さん退治
心も身体も温かくして・・・
やさしい日本の冬景色です
花屋の店先の真赤なポインセチア
選りすぐった一鉢を買って帰る
後姿が踊ってる
今年も もう暮れてゆく
何もなかったけど それが一番
笑顔で過ごせたから それだけで幸せ
冬に咲く花もすき 春を待つ花もすき
暖かい時間が流れる
歳の瀬の午後もすき
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