薄紅色のバラは優美
柔らかな風にも
頬を染め
ときめきを誘う
白色のバラは清純
淑やかな誇りは
静けさをまとって
凛としている
黄色のバラは無邪気
陽射しを集め
笑顔のようにまろやかに
まわりを温める
紅色のバラは歓喜
命の鼓動あふれるまま
ひたむきな情熱を
奏で続ける
紫色のバラは神秘
もの言わぬ歴史を
香の中に閉じ込め
たおやかに佇む
その甘い香りは やわらかな気品に満ちて
美しい夢をごらん・・・と ささやきかける