NO2    




            春だね

         今日のお空には天使がいるよ
         ほうらね よ〜く見てごらん
         白い雲の形を よ〜く見て・・
         天使の羽根でしょ
         青空が『Welcome!』と呼んでるよ

         白い雲 青い空
         子供たちの可愛い声
         季節はすっかり春だね
         もうすぐチューリップの花が咲くよ
         赤 ピンク 黄
         手をつないで お散歩しましょう






         蒼い妖精

        瑠璃色の花たちは
        あたり一面に煌めき
        野には春の香りが広がっていく

        小さな蒼い妖精は
        春告げの花

        流れる春の風の中で
        かわるかわる
        ワルツを踊っている









             

          窓の外には 梅の細枝
          寒空にそっと彩って
          けなげな紅を咲かせます

          少しずつ 少しずつ
          ほんのりと ほんのりと
          ゆるい陽射しを待ちながら

          春はもうすぐ きっともうすぐ





恥らうように

恥らうように はにかむように
そして どこか誇らしそうに
微笑みかけてくる花
慎ましやかな笑顔が 語りかけてくる
冬の終わり  春の始まり







         射し込む光に

         さしこむ光に
         ほっわ〜と開き始めた花びら
         冷たい風に
         こわばっていた頬にも
         ゆっくり ゆっくり
         広がる微笑み

         あっ
         えくぼが あったんだね





          仲良し

         陽だまりの中
         頬よせあって眠る君たちの
         可愛い耳がピクピク動く
         歌をうたっている夢でも見ているの

         小さな鼻もときどきピクピク
         おいしいおやつの夢でもみているの

         小さなしっぽをタクトかわりに
         春の歌を奏でてる







            菜の花

         きらっと青い春の空に向かって
         背伸びしているような
         菜の花たち

         道端の埃をかぶったって
         平気   平気
         たくましくて 健気な春の天使たち

         風も笑いながら すぎてゆく
         あゝ いい天気
         菜の花日和だね








           梅花の季節

          梅の香に誘われて散歩
          早く咲く紅梅が見頃
          白梅も気品を漂わせ
          凛とした姿

          古木には歴史を背負った
          品格が漂う






            春の訪れ

          ゆれる ゆれる
          お日様いろのシャワー

          おいで おいで 
          手招きする枝先

          あの木の下で
          青空透かして振り仰ごう
          鮮やかな黄色の花見上げ
          笑っていたい

          待ちわびた春
          ゆっくり のんびり過ぎてほしい

          花開く春
          花びらの歌が聴こえてくる




落ち椿

椿の花が ぽとりと落ちた
風もないのに 空もこんなに青いのに

椿の花が 何気に落ちた
ためらいも予告もなしに 未練なく枝を離れた

何事もなかったように木はたっている




冬に出会った花